• 2014.6.23 都議会議場における差別的野次に関するアンケートを都議会議員に送付

    投稿 6月 24th, 2014

     野次を飛ばした議員が名乗りでましたが、野次は一人ではないようです。舛添都知事も笑ったという事実は消せません。
    公人による性差別をなくす会では、6月23日付で、都議会議員に、以下のアンケートを送付しました。締め切りは7月5日です。
    結果は、このHP上でお知らせします。

    都議会議場における差別的野次に関するアンケート        
                                               2014年6月23日
    東京都議会議員 各位
                           公人による性差別をなくす会
                           e-mail nakusujim@yahoo.co.jp
                           http://mndds.pairsite.com/koujinseisabetsu/

    私たちは公人の差別発言を許さない活動に取り組んできたものです。

    2014年6月18日、東京都議会本会議において塩村文夏議員が妊娠・出産・子育て支援策にかかわる質問中、複数名の男性議員が、「自分が結婚したらいいんじゃないか」「産んだらいいじゃないか」「産めないのか」「あいつ不倫してるんだぜ」といった野次を飛ばしたことが問題になっています。この野次により塩村議員が言葉を詰まらせる場面や、同議員が報道陣の取材に「人格否定や政策と関係ないヤジは誹謗中傷にあたる」と批判し、発言者に対する処分を求めていることも報道されています。自由で民主主義的な都政についての論議の場がこのような野次によって妨げられることはもちろん、国際社会からも「差別に寛容な遅れた日本」という不名誉な評価を定着させることになるのは、都民として看過ごすことができません。本日鈴木章浩議員が差別野次を飛ばした本人であると名乗り出て塩村議員に謝罪したと報道されていますが、これでは解決したとはいえないと考えています。

    そこで、私たちは、現職の都議会議員として、以下の質問にお答えいただき、その結果を、今後の都民としての選択や政策の提案に役立てて参りたいと考え、アンケートを作成・配布することにしました。お忙しいこととは存じますが、趣旨をご理解いただき、別紙質問にお答えいただければ幸いです。

    なお、この結果につきましては、回答の有無も含めて、当会ホームページに公開する予定でおりますので、よろしくお願い申し上げます。

    ご回答は上記連絡先まで、FAXまたはメールにて、7月5日までにお願いします。

    お名前                      所属会派                

    1 塩村議員の妊娠・出産・子育て支援策にかかわる質問中、「自分が結婚したらいいんじゃないか」「産めないのか」「あいつ不倫してるんだぜ」といった野次について、どのように受け止められますか?
    以下のいずれであるかご回答ください。

    (1)「自分が結婚したらいいんじゃないか」という発言は
       □違法な人権侵害・差別発言である
       □違法ではないが望ましくない発言である
       □率直な感想を述べたまでで、問題にするには及ばない

    (2)「産めないのか」という発言は
       □違法な人権侵害・差別発言である。
       □違法ではないが望ましくない発言である。
       □率直に疑問を述べたもので問題にするには及ばない

    (3)「あいつ不倫してるんだぜ」という発言は
       □違法な人権侵害・差別発言である
       □違法ではないが望ましくない発言である
       □問題にするには及ばない

    2 前記1のような野次が行われた場合、その場でどう対処をすべきだったとお考えでしょうか。
    下記の(1)(2)ともご自分ならこうすべきと考えるものをお答えください。

    (1)議員として
       □問題にするには及ばないことなので対処する必要は感じない
       □問題であると思っても一瞬のことなので身動きとれなくてもやむを得ない
       □人権侵害をやめるようすぐさま議席から声を上げるべきだった

    (2)都議会議長として
       □問題にするには及ばないことなので対処する必要はない
       □人権侵害発言なので、やめるようすぐさま制止すべき
       □発言者が誰なのかその場で究明すべき

    3 野次が飛んだ際に笑いもあったことが報道されていますが、この「笑い」についてご意見を伺います。

    (1)このような野次に反応して笑うことについて
       □人それぞれの反応であって問題にすべきではない。
       □人を傷つけることになるので望ましくない。
       □「笑う」ことにより野次に同調し、さらには増長することになるので戒めるべき

    (2)もし、このような笑いも、差別的発言に同調し、増長させるような言動であると判断されるような場合の対処法について伺います。
       □表現の自由の範囲であって制止されたりすべきではない
       □野次を飛ばされた発言者の自由な意見表明を損なうことになれば制止されるべき
       □そのような言動はそれ自体差別的であるから制止し、禁止すべき

    4 前記1のような都議会での差別発言について何らかの規定が必要と思われますか。

    (1)都議会運営のルールを定めることについて
       □都議会として何も対策をとる必要はない
       □望ましくはないが議場における表現の自由もあるので個人の良心に委ねるべき
       □都議会の議事運営等について差別発言への対処が可能な何らかの規定を設けるべき

    (2)東京都男女平等参画基本条例について
     □公の場における特別職公務員の差別発言を禁止する規定を設けるべき
     □一般的にもこのような差別発言は禁止されるべき
      □表現の自由を妨げるので禁止すべきでない

    5 当日の野次とこれへの「笑い」を行った人についてどうすべきか伺います

    (1)あなたは当日野次を飛ばした議員が一人だけだと思いますか
       □一人だと思う
       □複数と思う
       □わからない

    (2)野次を飛ばした議員が複数いる場合、まだ名乗りを上げていない当該議員の対処行動として望ましいと考えるのはどのようなものですか。
       □黙っているほうがよい。
       □塩村議員に対して守秘を前提に名乗りを上げて謝罪する。
       □公に名乗りを上げて正々堂々と自身の主張の正当性を訴えるべき
       □弁明の余地がないのであるから公に名乗りを上げて謝罪すべき
       □議員辞職すべき

    (3)都知事も笑ったことが問題になっていますが、笑った都議会議員も含めどうすべきだと思いますか。
       □何もする必要はない。
       □野次に反応した笑いが主観的にどのようなものであっても反省すべき
       □これらのことも含めて対応に問題があったことを都民に対して謝罪し、反省すべき

    (4)議長は塩村議員からの真相究明と処分要求にどう対処すべきだと思いますか
       □真相究明も処分も必要ない。
       □処分前提では真相究明できなくなるので処分抜きに真相を究明すべき
       □真相究明も処分についても要求に対処すべきである。

    【ご意見がありましたらなんでも結構ですので記入してください。】

    ご協力、ありがとうございました。

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