-
石原都知事の「シャケ発言」
原告を侮辱する、第二の差別発言
2005年2月25日、都庁定例記者会見で、一審判決の感想を聞かれて、
「判決よりも裁判そのものが不思議なんですね。松井孝典教授が温暖化も含めて、人間というのは文明をつくって、非常に我欲というものが表に出てきて、願望が堆積していくことで、結局動物までも使役するようになり、人間と動物の関係も変わり、世の中の循環が非常に狂ってきた。文明の促進で。非常に自然の循環に変わる悪い循環を人間がつくっちゃった。だから、あっちゃならないものまでいろいろあるようになった。ひとつの例として彼が言ったんだ。」
「動物というのはみんな生殖、種の保存のために四苦八苦して、シャケだって死にものぐるいになって上がってきて、産卵したら死ぬわけでしょ。カラスが目玉しか食わないような無残な形。だけど人間の場合は違う」
「はじめて聞いたことにショックを受けたから、それを取り次いだだけですよ、ある会合で。そこに変な左翼がいたんだよ。それが喧伝したわけだ。まあ、あれは裁判のための裁判で、あの人たちのパフォーマンス。その域を出ないね。」