• 石原都知事の「震災は天罰」発言への抗議アピール

    投稿 3月 23rd, 2011

    学校に自由の風を!ネットワークが以下の抗議アピールを出しています。

     

    石原都知事の「震災は天罰」発言への抗議アピール

       大地震と大津波という未曾有の天災と原子力発電所の大事故の恐怖に日本中が震えあがっている3月14日、石原慎太郎東京都知事が「この震災は天罰」という趣旨の発言をしたことが報道されました。

      これを知った私たちは呆れかえるとともに心底怒りを覚えました。とりわけ被災された皆様には到底許すことのできない発言だと思われます。  

       その後撤回されたそうですが謝ればいいという話ではありません。謝ってすむことなら、私たちもこのような無神経で傲慢な人を知事にしてきた東京都民の責任を痛感し、被災地の方々に都民として謝罪しなければなりません。

      地震発生時からの日常生活の変化は、東京が電力供給や食料供給をはじめ、現在被害に苦しんでおられる各地域の方々の負担によって支えてもらっていたことをあらためて感じる機会となりました。

      石原都知事は今までにも、裁判にまで至った「ババァ発言」や障がい者差別発言、憲法無視の言動などで多くの反発をまねいてきました。そのとどめが今回の「天罰」発言です。石原都知事のたび重なる「上から目線」のものいいを、これ以上見過ごすわけにはいきません。

      このような発言を繰り返す人物は、首都東京の長にふさわしくありません。三期に及ぶ知事在任中、無理な東京オリンピック誘致、首都銀行・東京経営問題、築地市場の豊洲移転など、その強引で人権無視の政策は多くの批判をよんでいます。大震災をきっかけとして、いままでの都政のあり方への見直しが求められています。

      石原氏にはただちに都知事選再出馬をとりやめ、政治の場から身を引いていただくことを要求します。

                                          2011年3月20日

                                   学校に自由の風を!ネットワーク

    .