• 2009.7.13 杉並教育委員の「痴漢擁護」発言

    投稿 2月 20th, 2010

    「公人の性差別をなくす会」は2009年7月13日、発言者本人、教育委員会、区長に公開質問状を出した。内容は、「性暴力被害者に落ち度があるという考えは間違いであり、発言の取消、および本人に発言の取消を求めるつもりがあるか」などを問うもの。 教育委員会事務局からのみ回答が来たが、その内容は「発言は各委員の識見に基づくもので、撤回は求めない」というもの。
    会として再び、8月17日、本人と教育委員会に質問状を送った。本人には再度発言の取消を求める内容、教育委員会には「回答内容は教育委員会で検討されたものか」を問う内容。 それに対し、再び教育委員会事務局からのみ回答があり、「意見、要望については事務局で対応することになっており、教育委員会での検討は行っていない。委員には伝える」というものであった。
    会としてさらに3度目の質問状を11月12日、本人、教育委員会、教育委員会事務局に送った。教育委員会と教育委員会事務局には、「事務局が教育委員会に代わって回答する権限の根拠はどこにあるのか、CEDAW勧告を踏まえて、今回の教育委員発言は公人の差別発言ではないのか」などを問うもの。回答は「CEDAWが日本政府に対応を要請しているとのことなので、国の対応を見守りたい」というものであった。

    .