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楢山節考筋立て
「楢山節考」 深沢七郎著
-舞台は信州山奥の村
-村に伝わること 雪の降る前に7つの山と3つの池を越えて山へ
-村は栗、稗が常食、冬は食糧難となる主人公おりん(70歳)は、山に行く気構えをずっと前からもっていて、儀式用の酒や白米、山で使う筵を密かに準備していた。
又やんはおりんと同年齢。山に行く気がなく、連れられていく日に縄をはずして、おりんのところに逃げてきた。おりんは「馬鹿なやつだ」と思う。
いよいよおりんは、息子の辰平に背負われて、雪が降り出した山へ行く。泣きながら山を下りてきた辰平は、縄でぐるぐるに縛られた又やんが息子に途中の谷底に突き落とされるのを見た。