ある裁判

中野麻美弁護士と秦雅子弁護士は、労働者や労働組合、労働団体の権利を護る弁護士活動を行っています。またセクシュアルハラスメントや性暴力事件の弁護活動も多く、ことあるごとに力を発揮されています。その両弁護士が損害賠償訴訟を起こされていると最近知りました。私は「石原都知事の女性差別発言を許さず、公人による性差別をなくす会」のメンバーであり、両弁護士とも、石原都知事の性差別裁判のときから一緒に闘ってきた仲間でもあります。中野さんは、会合が終わった後も仕事に戻られることが多く、昨日は徹夜だったということもしばしば。仕事熱心なのは素晴らしいけれど、身体も大事にしてほしいと会のメンバーからいつも心配されています。だから、起こされた裁判の内容を知れば知るほど真実からほど遠いいとしか感じられません。

先日の本人尋問では、お二人とも冷静で穏やかな態度で終始臨まれていました。裁判官の「事実認識が全く違うということですね」の問いに、「はい」と中野弁護士。さらに裁判官が「原告には虚言癖があると思われますか」に対して、中野弁護士は「お答えできません」と答えました。後で弁護団から、弁護士はあくまでも原告を護る必要があるので、「お答えできません」だったのだと聞きました。このときに噛みしめ飲み込んだ言葉は星の数ほどではなかったか。この場に至って  も、徹しられたその見事さに、改めて「さすが!」と思ったのでした。(マッキー)

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